ジーン・ウルフ「独裁者の要塞」岡部宏之訳 ハヤカワSF文庫
やっと新しい太陽の書4巻を手に入れる。
斎藤緑雨「緑雨警語」冨山房百科文庫
アフォリズム集みたいなもの。ちなみに斎藤緑雨、小説は読んだことがありません。
以上新刊、以下古本。
法月綸太郎「ノーカット版 密閉教室」講談社
今の今まで密室教室だと思ってたわ。400円。読んだので詳しいことは別項で書きますね。
ルネ・ドーマル「類推の山」巌谷國士訳 河出文庫
探していた本をやっとこ発見する。現在は絶版か重版未定で放置されてるか知らないが手に入りにくいのです。澁澤龍彦が絶賛していたらしいとか。シュールレアリスムの書。ちなみに澁澤龍彦は未確認情報。未確認情報に踊らされて買ったわけではなくて、むしろ表紙買いと言っていいと思う。400円。
ガルシア=マルケス他「美しい水死人」木村榮一ほか訳 福武文庫
見つけちゃった。えへへ(キモい)。フアン・ルルフォオクタビオ・パスの短篇が目当て。というか名前を知らない作家たちが目当てかもしれない。あとコルタサルの「山椒魚」が入ってる。これも読みたかったのでうれしい。400円。


以下は100円か105円。
宮部みゆき「火車」新潮文庫 読書好きと言ったところで、さして読書するわけでもないひとがたはマイナーな著者も著作も知らないので話のネタとして有名なものを読んでおいたほうがいいような気もするので、買ってみた(で、を使いすぎた悪文の一例)。京極夏彦は結構のれたクチなんですが、宮部みゆきはイマイチ面白くないと思うんです(とさして読んだわけでもないのに批判するのは素人の悪い癖)。そういや屍鬼も積んだまんまだ……。
澁澤龍彦「妖人奇人館」河出文庫 なんか100円で見つかると買ってしまうよね、と俺の中の100円棚コーナーの係の奴が言ってました。彼は「100冊買ったら100円のものでも1万円取られるんだぜ」って教えてやると驚くような馬鹿です。
ミラン・クンデラ「生は彼方に」西永良成訳 ハヤカワepi文庫 epi文庫はカポーティ「カメレオンのための音楽」とかカルヴィーノ「レ・コスミコミケ」とかアゴタ・クリストフの三部作とか出してて良いですよね。他読んでないけど。クンデラって集英社文庫の3冊にくらべてやけにこればっかり古本落ちてる印象があるんだけど、まさか100円とはと思って買いました。別にぼろぼろなわけでもないから在庫余ってんでしょうね。というかそもそも俺クンデラ積んだままで読んでないよ。買えば良いってもんじゃない。
「狂気について――渡辺一夫評論選」岩波文庫 フランス文学者なのになぜ青帯なんですか? という疑問があったので買ってみた。読むんだろうか……。有名な訳業はラブレーコレですかね。千夜一夜物語の翻訳にも名を連ねているけどどの程度まで何をしたのかは知りません。ちなみに何故評論選の選者を大江がやっているかというと、東大仏文科での弟子だからですね。
古事記岩波文庫 なんか何年かに一度古事記買ってる気がする。何冊あるんだろう。とはいっても、全部訳者とかが違うわけですけど。まぁ一家に一冊岩波黄帯の古事記があっても良いだろうと思って買った。つまり100円だったから買ったのである。考え無しな奴だ。
上遠野浩平「機械仕掛けの蛇奇使い」電撃文庫 SFもミステリもマンガもラノベも読まない奴に文学の何たるかが分かって堪りますか。読んでから物を言えと思うよね。まぁ俺は古典(漢籍から江戸戯作くらいまで)も現代文学(作者が生きてるというくらいの意味で)も、ろくに読まないんだけど(つまりわかってないんじゃね?←そうかもね)。