2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョン・バース『旅路の果て』 志村正雄訳 白水uブックス 450円。お求めやすい唯一のバース。どんな話かは知らない。しかし一体、僕はいつになったら酔いどれ草を読むのか? 奥泉光『葦と百合』 集英社文庫 400円。最も面白い、ということになっている作品。…

ウラジーミル・ナボコフ『ニコライ・ゴーゴリ』 青山太郎訳 平凡社ライブラリー 年末くらいに復刊するとかしたとか聞いていたのだが本屋に行けども行けども一向に思い出さずやっと買って来る。というか、平凡社ライヴラリの棚が文庫コーナーから離れているの…

あ、やっぱ今日無理。二冊だけで勘弁して。

チボー家読了。登場人物たちがあまりにも作者から与えられた役割でしかないので、進めど進めど面白からず、どんどんうんざりの度が深まるばかり。一見救いのないような話だが、そうでもないあたりもなんとも言えない。同時代〜実存主義のフランス文学者の言…

冷静になってみると年明け以降の発言は脳が沸いてたとしか思えん。というか先31日からか。生き恥晒すのは実生活だけにしてもらいたいものだ。TMVの新譜がまた妙な中毒性があってとかいう話は明日でいいですか。しなくてもいいですか。そうですか。 チボー家…

史記読み終わったよー。おつかれー。て、まぁこれだけゆっくり読んでんで、疲れるほどのこともなかったんですが。史記はエピソードごとに話がまとまっていて、読んだやつでは「表」が省略されてたんで、各エピソードの時間的前後関係がよーわからんのだけど…

今日はどうも頭痛であれだ。 ごくごく個人的な話をするのだが、暖房器具が苦手である。石油ストーヴ、ガスストーヴ、エアコン、ハロゲンヒーター、どれもつけていると頭痛がしてくる。 そんなわけで、寒い。もう寝る。 さて史記だが、中巻である。もうすぐ世…

あ、DVD欲しい! って昨日までだったやん。DVDは欲しいがそもそも再生装置がパソコンしかねーから見ないし別にいいか。見ないのに欲しいとかコレクタか。物欲の権化か。ベスト3とかやるほど映画も知らんしな……。えー、史記ですが、世家に入りました。ので、…

スタニスワフ・レム『宇宙創世記ロボットの旅』 吉上昭三・村手義治訳 ハヤカワ文庫SF すっかり忘れていたが先月の初めくらいに、ヴォネガットの横でひっそり復刊していたのを買って来る。ところでエデンも砂漠の惑星も読んだのに、ソラリス読んでない俺って…

さみゅえるべけっともろいさんぶさく

モロイを読んだ。二部構成なのだが、特に前半、さっぱりわからん。ジョイスの弟子によるシュール系カフカという浅い読み。でたらめっぷりが面白くて、にやつきながら読んでしまうのは我ながらどうかと思うが、別ににやついている自分を延々見せられ続けるよ…

年始くらい暇なんだから毎日エントるぜと思っていたことを、今はなつかしく思い出しています。

しかしテルモピュライの戦いについて言えば、戦死したレオニダスの遺骸を取り戻すためにスパルタ軍が圧倒的な数の敵の軍勢を押し返すあたりや、負傷して後方で休んでいた二人の兵士のうち、ひとりは怪我を押して前線に駆けつけ戦死、もうひとりはスパルタに…

ギリシア悲劇 アイスキュロス

覚え書き程度に。 縛られたプロメテウス神話。個人的には神々ばっかりで話が進む、こういう話のほうが好きなのだが。 ペルシア人映画のおかげで一躍有名になったクセルクセス王の、その後の敗走の話。アイスキュロス自身が戦争でペルシアと戦って兄弟を亡く…