2008-01-01から1年間の記事一覧

あー、やっと追いついた。今後は買ったら即エントリを徹底していきたい。 年末なのでネット通販で本を買おうかと思ったのだが(なんだかんだと理由をつけて本を買うのは酒飲み心理と変わらない)、かえりみるまでもなく夏ごろ買ったアレであるとか、先々月買…

トマス・ピンチョン『重力の虹』I II 越川芳明 佐伯泰樹 植野達郎 幡山秀明訳 国書刊行会 文学の冒険シリーズ 今年最後にして大物を釣り上げた気分。上下で4000円。下巻だけで時価6000円を越えていたりするのだから掘り出し物と言わずして何と言おうか!(テ…

スタニスワフ・レム『宇宙飛行士ピルクス物語』上下 深見弾訳 ハヤカワ文庫SF 中古で見かけるどころか新刊書店からも消えてなくなりそうだったので確保。ここ三ヶ月、ディフェンスとこれともやしもんの7巻しか新刊購入していないのか俺は。古本屋好き過ぎだ…

このへんから12月ともう一度言ってみる。もちろん他に書くことがこれといってないからであって他意はない。逆にどのような他意があってこう書けばこの文章が機能するのかを考えるのも一興であるが、まぁまず機能しないので考えるだけ無駄である。まぁ言い出…

ウラジーミル・ナボコフ『ディフェンス』 若島正訳 河出書房新社 生誕100周年(生没年1899〜1977)とかで刊行された旧版は早々と絶版になってしまって(それでも3〜4年は時間があったのだから買い逃していた方のミスだが)、気づくと早々と復刊していたので…

あ、もう一冊あったわ11月の。新刊で買ったから書き忘れるところだったぜ。

エルサ・モランテ ナタリア・ギンズブルグ『アルトゥーロの島 モンテ・フェルモの丘の家』 中山エツコ 須賀敦子訳 河出書房新社 池澤夏樹個人編集世界文学全集1-12 このシリーズはナボコフの「賜物」の巻だけは絶対買おう! と思っていて、他はスルーの予定…

ここまで(これ以下)が11月かな? これより上は12月の積読。たぶん。レシートとか保存してるわけじゃないからさー、正確なところはわからないのさー。あれ、購入記録メモとしての機能を果たしていない……?

『ニーベルンゲンの歌』前編後編 相良守峯訳 岩波文庫 上下で600円だったか。ジークフリートとかそのへん。結構長い話なんですね。というかこれは、いわゆるお家騒動なの? 余談ですが、僕はワーグナー(ドイツ人だからヴァーグナーが正しいとか言われても困…

もう今日は誤字とか気にしないよ。量が多すぎるもの。というよりいじってないうちに文章の書き方とか全部忘れたもの。

カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』 土屋政雄訳 ハヤカワepi文庫 誰かがどこかで大プッシュしていたカズオイシグロの文庫新刊らしきものが早々と新古書店に並んでいたので拾い上げ。日の名残りしか読んだことはないが、技巧派と言われれば確かにそんな…

いつもなら面倒なので日延べするのだけど今日は珍しくまとめてやってみようかなという試み。上の方が新しい(時間を見れば一目瞭然だということに気づくのは後の話)。

うっかり風邪とか。下手に出歩いたりなんかしたおかげでもう一週間くらいうっかりしているわけだが、そんなことをしている間に加藤周一が亡くなっていた。 なんか何も書くことがないわ。

オクタビオ・パス『孤独の迷宮』 高山智博 熊谷明子訳 法政大学出版局叢書ウニベルシタス オクタビオ・パスの弓と竪琴は詩論としては破格に面白い本だった、ので、歴史を扱ったこれも面白いかも、とか、なんとか。いや、先月あたり、積んでいたラテンアメリ…

そうそう。やっぱこのくらいの時間でないと。 先月はだいたい酔いどれ草を読んだらほとんど潰れてしまって、今月は半分くらい悪魔の詩に持っていかれた。両方とも文体に慣れるまでちょっと時間かかったのが敗因ですね。積読もさっさと追いつかせようと思いま…

最近というかつい昨日知ったんですけど、チェスってポーンがすれ違いざまに暗殺されたりするんですね。アンパッサンと言うのだそうで。それ調べたときに他のルールも眺めていたら、キャスリングもクイーンの居る方へ行くクイーンサイド・キャスリングっての…

坂口安吾『安吾捕物帖』 角川文庫 250円。創元の十蘭集で、捕物張は毎回パターンが決まっちゃって傑作が生まれにくいけど十蘭の顎十と安吾捕物帖だけは別格、とか書かれていて(偽記憶かもしれない)、ずっと欲しかったもの。不連続もその他の推理モノも好き…

あれ……もう10月……。 9月の半分以上をソルジェニーツィンに使ったのか俺は……。

W・B・イエイツ『ケルト幻想物語』 井村君江訳 ちくま文庫 500円。興味あるともないとも言いがたいのでなぜこの値段で買ったのかは謎。ドルイドについて考えていたせいかもしれない。が、ドルイドに関する知識があるわけでもない。デカルト『情念論』 谷川多…

まだ書いてないの結構あんぞ……怠けすぎだろ俺。 ジャン・ジュネ『花のノートルダム』 堀口大學訳 新潮文庫 800円だったがこれは買わざるをえない。高いと言えば高いのだが、ハードカヴァーよりはマシなわけで(と思ったらハードカヴァー版すら現行ではないわ…

と思っているのに収容所群島が読み終わらないストレスで上のほうの文章を書いてしまった。自業自得であるというのに本に当たるとは読書人の風上にも置けない。なんとか風を読んで風下のほうへ回りこむ努力をしたいと思う。

ジーン・ウルフ『新しい太陽のウールス』 岡部宏之訳 ハヤカワ文庫SF 先週くらいに。さて四部作読み返さなきゃ。

まぁあれだよ収容所群島読み始めたよ。ガン病棟を読んだときには気づかなかったんだけど、というかガン病棟はあれはあれで変な話で、リアリティを無視する方向へ一種のエンタメ力(“か”ではなくてパワー)的なものがはたらいているかのように、安っぽいメロ…

エドワード・ギボン『ローマ帝国衰亡史』1〜8 中野好夫訳 ちくま学芸文庫 夏季、なんとなく流れで長々と暇な時間ができるのではないかという楽観的予測の元ずいぶん(たぶん三週間くらい)前に購入した。問題は9・10巻をどうするかだ。安かったのでつい買っ…

考えてみると、ここ数ヶ月新刊で買った本はほぼ上記の一冊のみである。あ、でも今月は買う予定の本が一冊ある。あとはEDENの最終巻くらいか……。何かもっとたくさんの部分が伏線のような気がしていたがそんなことはなかったぜ、というあっけない感じだったけ…

ポール・ヴァレリー『エウパリノス 魂と舞踏 樹についての対話』 清水徹訳 岩波文庫 何を思ったものだか新刊でヴァレリーを買ってしまう。これが面白かったらあきらめて平凡社のやつも買っちゃおうかな……。

今週の主な出来事 月曜日――収容所群島の文庫版が揃いで売っていて、3巻以降ははじめて見たなぁと思いつつ会計して家に帰って夕刊を見るとソルジェニーツィンが死んでいた。驚いたが、まぁ因果関係が発生する余地がありそうにも思えなかったので寝た。よくよ…

アポロドーロス『ギリシア神話』 高津春繁訳 岩波文庫 ギリシア神話の古典ヴァリアント(再話の語り手が違うんだからヴァリアントとは言わねぇよなぁ言うのかなぁ)を色々集めたい病に罹患。だけど同じ話を読むのに金がかかるのはイヤというわがままっぷり。…

今日こそは更新しようと毎日のように日記を書くページをひらくのだが、ダイアリの黒から日記を書く白背景にうつっただけでもうダメージを受けてしまう。だいたい作業のほとんどはテキストエディタでやるのだが(エディタも背景色は黒。文字色は白だったり緑…

福武書店とサンリオにはぜひ復活してほしい(ラインナップ込みで)、という気が少しだけしたような(結局話を引きずる)。 まぁ今日のところは以上で。まだあるんだが、続きはまた今度で。 あと三点リーダ(……)がピリオド連打(.......)みたいに表示されん…