2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ティム・オブライエン『ニュークリア・エイジ』

気が滅入ると言えばいいのか。面白い作品だとは思う。単純な構成を考えに入れた上でも(暗示的)。 90年代半ば、《僕》は穴を掘り始める。穴を掘る動機は最初に説明されるが、それは終章で読者が思う動機とは違うだろう(おそらく、である。つまり、俺は違い…

頭痛。と近況(少しはっちゃけている。

頭痛が、ひどく、切れ切れに、何か、首を、切り落としたい衝動に駆られる。だいたい頭があるからその重さで肩が凝るんだぜ。みんなも首を切り落としたくなっただろ。さぁではここで手順を御紹介まずは(以下略。 頭が痛いのは夏のせいだよ(何でもひとのせい…

首痛。と近況。

別に更新してもいないのにアンテナに引っ掛かってしまったので仕方なく何か書いておこう(別にアンテナほとんど登録されてないからどうでもいい)。今日は四時起きでしたがどうも首が痛くて仕方がない。寝苦しいってほど暑くもなかった気がするがよほど妙な…

どうでもいい話。

ところでビールって注ぐ時グラスを傾けないほうがいいらしいよ。

気付かなくていいこと。

さまざまな雑事にかまけて、今月はほとんど連続して更新しているなんていう事態が起こっていないことに気付く(また意味の取りにくい文章を)。時は戻らないのだよ諸君。別に戻してまで更新したいとも思わんがね。しかも本さえ読めていないのだから一体何の…

この雑記はひまわり証券さんの提供によりお送りされることに(結果的に)なればいいな。

マージンFXのひまわり証券さん、ニンテンドーDS Lite欲しい! ってキーワード化されないじゃないですか。コピペなのに。

久生十蘭『魔都』

ヤバい。ヤバ過ぎる。面白過ぎる。 1934年大晦日東京。カストリ新聞(こんな言葉あるのか?)記者・古市加十は、安南国皇帝を名乗る男と知り合いになり、なりゆきで彼と深夜まで飲むことになる。午前四時、皇帝の情婦・鶴子の家から帰る加十の目の前に落下し…

とりとめのないおはなし。

何故何も書くことがないのだろう、と考えた結果、ここ数日本を読み終わってないからであるという結論に達した。別にわざわざここに書くほどのことでもない。 果実酒用の氷砂糖をもらう(梅を漬けたらしい)。まぁ俺は余りものの氷砂糖を栄養源として生きるん…

脚注使ったから追記したくないのだが……。

ところで日記をつけた日数が100日を越えました。ひとりでワインでも飲みます。誰ぞが飲み切らなかった残り物を。

スティーヴン・キング「死のロングウォーク」

参加者は優勝者以外みんな死ぬ、というクソゲームに参加する馬鹿どもの話。というか動機を描かなきゃ説得力もクソもねぇよ。やっぱキングで傑作らしいのはクージョくらいなのかな(まぁあれも最後がどうかと思う)。だいたい中期だか後期以降だか知らんが何…

スミヤキストQの冒険

今ではその老人がいつからそれをしていたのか誰も知らない、炭焼き小屋の孤高の番人(作品が書かれた当時からこの言葉があったのかは知らないが、平たく言えば独居老人である)。彼の炭焼き小屋で軟禁状態にある主人公Qは、次第に(老人の読み通り)そのスミ…

どうでもいい話とスタージョン雑話。

超どうでもいいんだけど、開いていきなりアレはないよな。と昨日自分が書いたものを見て思う。さっさと過去に押しやらねば。見えなくなればなくなったのと同じである、という平和ボケ的考えかた。 話は変わるがエターナル・サンシャインは少し予想と違う映画…

『ナジャ』に対してのまとまらない思いとかについて。

それで、『ナジャ』読んだんだけど、なんでシュールレアリスムなのにこんな名文らしきものが随所にある仕上がりになってるんですか。もっと『溶ける魚』みたいなデタラメさを期待していたのに。いや違う意味で面白かったから不満はないけど。ところで《私は…

ところで上のエントリですが、気が違ったとかそういうわけじゃないし、すごく酔ってるというわけでもありません。

ほんじつのおうた

アイアーム アイアーム アイアム、スーパーマーン。アンド アイノウ、ワッツ、ハプーニーン。 R.E.M. "superman" (lifes rich pageant)

『マルセル・エメ傑作短編集』

これは当たり。まぁ外れたやつはわざわざこんなとこに持ち出さないのだからわざわざ明言するまでも、という気もするが。フランス文学って、ちょっと王道的なフランス文学(スタンダールとか)を憎悪してるようなフランス文学嫌いの奴がいっぺんあさりなおす…

http://www.bounce.com/news/daily.php/8104 これは楽しみ。まぁ買うのはほぼ確実に輸入盤なんだけども。

四年に一度だって? 俺の昨日なんて一生に一度しかなかったはずだけどいつも通り過ごしたぜ。なんでそんな騒がなきゃいけねぇの? ――空気の読めない文化系 いいんだよ。あいつらは。楽しければ何でも。 ――人ごみが怖い文化系 スポーツでも何でもそうだけど、…

削った質問は三問だし、三問とも答えようがなかった(主に無知が原因である)ので削ったわけだがどうも回す先がないのは落ち着きが悪い(いかに俺がバトンキラー←リレーでバトン落とす奴のこと。とは言えども)。ということで、この捨て子を貰ってくれるかた…

進化バトン

あらの様から届いておりましたバトン(2006-06-05)。とりあえず暫定版(リンク等修正するかも)。要は長くなりすぎてもうこれ以上書きたくないってことさ。見直してないから誤字とかきっとあるよ。このヴァージョンが読めるのは今だけ! を売り文句に逃れよ…

やっぱりpvの増えかたが怖い。いや、実際にはユニークアクセス数は10/dayくらいで記事なり日付ごとに見たりでpvが増えているのである(同じ人間はほとんどこないので来る奴来る奴さかのぼって記事を見るのである)。と考えて理解してはいても(それが正しい…

今後の予定。 バトンに答える 遅れている理由――進化しない。回す先がない。あと途方もなく回答が長くなってる。 先月読んでいたもので趣旨に合致しなかったので後回しになっている数冊の感想とか。 遅れている理由――今読んでる本が重い(物理的に)。 同じく…

ひと企画終えてまた無軌道に戻るわけですけど、夏場は買い物サボりがちなので買い物メモで隙間を埋めるのもままならない(一種のエクスキューズ)。積んである本はおそらく一年かけても読み終わらないので本来なら買い物に行くべきですらないのだが、そのよ…

井伏鱒二「黒い雨」

えー、そもそも今回の企画は、この本を読むために立ち上げたと言っても過言ではない(何を言っているのかわからないひとはある意味で幸せだと思われるのでわからないままでいてください)。今“(略)む”におけるラスボス的存在(だけど読み終わったのは二週…

あと、一応触れておかざるを得ないような気がするから張っておきます。 図書カード:黒死館殺人事件 奇書と呼ぶかアンチミステリと呼ぶかでドグラ・マグラ以外の仲間がヤプーか虚無かに分かれますが(誰かウィキペディアの記事直しておいてあげたほうが良いと…

そうかページヴュー(ビューじゃねぇとなんか発音しにくい感じになるね“ヴゆぅ”?)ってのは訪問者数とは根本的に違うんですね。有料オプションがあったほうが何かと面白そうだなぁ。 しかしはてきゅー(questionね)でコンスタントに解答をつけられるほども…

エリック・マコーマック 隠し部屋を査察して 増田まもる訳 創元推理文庫 これは面白そう。マンゾーニのいいなづけが岩波の倍くらいの厚さだから上下巻だろうと思っていたのに六月の新刊案内に(中)と書いてあって心のうるおいが欲しくなったから買ったという…

ほんとうにどうでもいいことであるが、ミスド行ったんですよミスド(繰り返しうざい)。ミスドってミスタードーナツのことですけど(リフレインですらない)。いや、もうちょっと話を戻しますと、駅ビルなんですよ。いや駅ビルではないんですけど、駅ビルと…

どうでもいいと言うまでもなくどうでもいいことであるが、どうでもいいというのは通常ブログにおいては普通のことであるので、普通のことであるが、まさしくどうでもいいことである。 あれ、文が完結しちまった。

大江健三郎『「雨の木」を聴く女たち』

レイン・ツリーについての本であるか女たちについての本であるか良くわからないタイトルだが、五篇全ての短篇に出てくるのは女のほうで、レイン・ツリーはタイトルに使われているだけであったりするが、まぁどうでもよい。全体にかなり密接な繋がりがあるので…