2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ローレンス・ノーフォーク「ジョン・ランプリエールの辞書」

陰謀論的展開を期待していたわけだが、裏切られる。 あらすじは省略。タイトルになっている辞書は実在する。ので、ジョン・ランプリエールも実在していた。ということは、歴史改編もののミステリなんですね。作中でも、かなり変わった経緯から、ジョン・ラン…

というわけで、水滸伝読み終えたよー。下巻になって読むのが早くなったのは、これ以上新キャラが出ない! という状況になったからだと思われます。最後の戦いはねぇ、ひとが死ぬ死ぬ。数名の名前憶えてる奴に死なれると、誰が誰だかわからなくなって困るなぁ…

本日の次回予告。 そこへ神行太保の戴宗が宋江を訪ねてきて、座談のおり、ある話をいい出した。そのことから宋公明は、生きては鄲城県の英雄となり、死しては蓼児洼(りょうじわ)の土地(土地神)となるにいたるのである。まさに凛々たる清風は廟宇に生じ、…

本日の次回予告。 文武百官はさきに集まり、蔡京がその場でいくさの話をしているのをみなが拝聴していた。ところが、そのなかのひとりの役人が、仰むいて天井の一角を見つめたまま、知らぬ顔をしている。蔡京はかっとなって、あわただしくその名を質した。ま…

後藤明生『カフカの迷宮 悪夢の方法』 岩波書店 作家の方法 500円。年明け早々面白そうなのを。“作家の方法”ってシリーズ名ぽかったので検索してみると何冊かひっかかったんだけど、こちらの本なんかは白水uブックスで復活している。ということは……とか考え…

今日の次回予告。 「兄貴、くよくよすることはありません。紙を何枚か使うだけで、あの城はたやすく手に入れることができます」 という。宋江はあわただしくたずねた。 「軍師、それはいったいどういう策なのです」 そのとき呉用はあわてずさわがず、二本の…

現行の岩波版が全10冊なので、目標はそのくらいだったのだが、11日になっても読み終わってないということは失敗したんですね(あ、これ昨日書いたんです)。いや、だって持ち歩けないしねあんなん。あんな黄色いの。あ、水滸伝の話です。一応三冊組の下巻に…