2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『ノヴァーリス作品集1 サイスの弟子たち 断章』 『ノヴァーリス作品集2 青い花 略伝』 今泉文子訳 ちくま文庫各400円。3も落ちていれば言うことなしだったが、そううまくはいかないようで。ドイツロマン派の有名人だと思いますたぶん。詳しくは読んでないの…

『続オクタビオ・パス詩集』 真辺博章 小海永二 伊藤桂一訳 世界現代詩文庫1390円。いつの間にか在庫がなくなっていたのでネット古書店で買ったら送料込みで30円新刊より高くなってしまった。泣ける。やっぱ二段組みきついね。詩の良し悪しがわかるほど何か…

29日だからもう発売なんですね。買いはしないけど本屋で眺めてくるか。

クセノポン『アナバシス』 松平千秋訳 岩波文庫500円。時代もかなり違うのに衰亡史のほうでちらっと出てきた。ペルシアとか戦争とか傭兵とか逃げ帰るとかそんな話のような気がします。クセノポンはソクラテスの弟子らしいです。シャンカラ『ウパデーシャ・サ…

あ、俺も読んだことないです。というか他の作品一作でも読んだことがあるのかすらあやしい。

千夜一夜物語 大場正史訳 河出書房全8巻揃いで2000円。バートン版。近所の古本屋でネット古書店より安く見つかるミラクル。まぁ1巻箱に水濡れありでしたけど。近所つっても最寄り駅前であって自転車で15分であって、箱入りハードカヴァ×8であって、見つけた…

伊坂幸太郎『魔王』 講談社文庫350円。突然作風が変わっていて驚く。割に暗くて息苦しい感じの話。前半は。あ、中篇二本立ての本です。ユーモアらしいユーモアも、伏線らしい伏線も、ない。出来事はいくつかあるものの、展開と呼べるような展開もなく、文章…

この記事書いたの多分先月だし読んだのはもっと前なんだけど、せっかくなので廃物利用。しかし昔の僕は一体毎日何を書くことがあったんだろう。年々時間の使い方が下手になっていっているので、そのへんも。まぁ自分の文章読んでると頭痛がするからわざわざ…

クライトン四題

去年亡くなったマイクル・クライトンの未読小説が積読山から発見されたので読んだ。非SFぽかったので放っとかれたんでしょうたぶん。 インナー・トラヴェルズ えー、前三分の一くらいが医学生のころの体験談で残りが旅の話。解剖、精神病棟実習、嘘をつく患…

ゲーデル『不完全性定理』 林晋 八杉満利子訳 岩波文庫 340円。ふと迷い込んだ古本屋でなんとなく何か買わないと出にくい雰囲気になったので購入した。内容に興味はあるものの、理解できる気はしない。横書き逆開きで、本文50ページに解説200ページ超。そう…

竹本健治『せつないいきもの』 カッパ・ノベルス300円。狂い咲く薔薇を君にのほうが古いみたいですね? 牧場智久シリーズがまた出ていたなんて知りませんでした。まぁしかし牧場智久が出てくるとどうもラノベっぽくなっていかんよね、と思う。今回は挿絵もそ…

今日も本の話の予定だったがアマゾンの検索の調子が悪くてエントリが出来上がらないので、昨日話したウラル・アルタイ族が時代遅れであることの説明をしようと思います。 >フィンランド-ロシア北西部-アラスカに住む ってのは、ウラル語族なんですね。住む…

『カレワラ』上下 リョンロット編 小泉保訳 岩波文庫フィンランドの神話。えー少し前に読んだ『ロシアの神話』で、フィンランド-ロシア北西部-アラスカに住むウラル=アルタイ族(今ではこの言い方自体時代遅れみたいですけど)ってのが取り上げられていて、…

ドノソ『夜のみだらな鳥』 鼓直訳 集英社 世界の文学 送料込1800円なら買うよね。買う買う。リョサの緑の家や世界終末戦争と並んで、「こんだけ有名なんだし古書価格高騰だしそのうち再販されんだろ」と思ってんのに一向にされないことで名高い気がするホセ…

プラトンの国家を読んでいたら時間が大量に消えたような気がするが、そもそも時間が大量にあったなんてこと自体が幻だったんだよ。 そんなわけでローマ帝国衰亡史は読み終わるどころか進む気配すら見えないんですが、相変わらず本を買い増しております。本棚…