2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ヴァジニア・ウルフ『波』 鈴木幸夫訳 角川文庫リバイバルコレクション300円。うーむ。新しい訳でも読みたい。というか、ヴァージニア・ウルフは、自分で何か考えるときに頭に普通に浮かぶような語彙やリズムで読まないと、どうもいまひとつのようにも思う。…

トマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』 志村正雄訳 ちくま文庫競馬かと思っていたら競売だった本。とにかくたくさんの情報の中に嘘を紛れ込ませつつ、ノリで突っ走るような。スローラーナーでは感じなかった疾走感があって気持ち良い。ピンチョン読ん…

ジークムント・フロイト『自我論集』 竹田青嗣編 中山元訳 ちくま学芸文庫 600円。フロイトの著作の中でとくに重要視されているような気がする「快楽原則の彼岸」が文庫で読めるとは知らなかったなあと思いつつ購入したが高いな。そこまで読みたいわけではな…