未だ目標発見ならず本屋徘徊を繰り返すも……。

積読は溜まってきたのでラノベ読んだら書くよ。わざわざ別項立てるの面倒だから。と、思っていたんですが増えすぎたので二回に分けてお送りすることになりそうです。そんな内幕の話はどうだっていいですね。
で、本屋で欲しかったけど買わなかったいくつか。
マルセル・エイメ『壁抜け男』 エメとかエーメとか統一しろよと思ったら次はエイメだそうです。固有名詞で遊び過ぎだろ出版社各位。どういう話かは知らない。とにかく表紙デザインがふるくさい。無意味に帯がださい。そして高い。でも文庫化は期待できそうにないし売り切ったら重版もしそうにないのが泣ける。
シュペルヴィエル『海に住む少女』 収録短篇全部読んだことがあるっぽいので買わなかったが、この価格でシュペルヴィエルが読めるのは、光文社が「古典じゃ儲からない」と気付くまでのごく短期間だと思われるので、是非手にとってみてほしい。他の同レーベルの文庫に比べると入荷されていない(あるいは入荷数が少ないのか、もっとありそうな可能性としてそもそも刷った冊数の時点からして少ないとか、ないとは思うがもしかするともの凄い売れ行きなのかもしれないけど)ように見受けられるので、本屋さんにあるのを発見したら、積んでいるのも棚にあるのもまとめて全部レジへ直行、読む用、解体してスキャン用、保存用、予備の読む用、積む用を確保したら、残りは知り合いに片っ端から布教するのに使ってください。まぁ僕は貧乏なのでやりませんが。光文社古典新訳文庫は今後もシュペルヴィエルのような良作家をどんどん訳してください。
そういった意味で今気になっているのはロダーリ『猫とともに去りぬ』。本邦初訳作品。イタリアの作家で、童話から評論まで色々やっている様子。風とともに去りぬ読んでないんだけど大丈夫かしら? 映画見たこともないんだけど……。それどころかストーリも把握してないんだけど……。
あと御大のコレラやっと翻訳されましたね。『わが悲しき娼婦たちの思い出』があの薄さであの価格(というと薄型TVみたいだね)だったのに比べるとだいぶコストパフォーマンスが良さそうに見えます。が、高いことに変わりはない(ので買えない、ということ)。『予告された殺人の記録』好きなので、欲しいんだけど、まぁまだラテンアメリカの小説がたくさんあるからそれを読みきってからにしよう、と様子見気味。

さて、どうでしょう。ついに買ってもない本についてまで話し出しましたが。