サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』 安堂信也 高橋康也訳 白水社 ベスト・オブ・ベケット1
やっと購入。700円。これを読まないことには夷狄も読めないじゃないか。読むかどうかは別として。ところでこの本、ゴドー一篇しかはいっていないんですね。著者の代表的戯曲。というか小説まで含めても一番有名な作品なのではあるまいか。

セリーヌ『なしくずしの死』 滝田文彦訳 集英社版世界の文学7
文庫で欲しかったけど、まぁ読めればいいや。そうか酔いどれ草はこのサイズでも出てたのか(二巻に分かれてるけど)。500円。

古泉迦十『火蛾』 講談社ノベルス
面白いという噂。第十七回メフィスト賞受賞作。ひさびさにメフィ賞。こういうのを後先考えずいくらでも積み上げてたのが昔の俺なんだよな。今の俺はフットワークが重くて困る。270円。

R・A・ラファティ『九百人のお祖母さん』 浅倉久志訳 ハヤカワ文庫SF
前々から奇想SFったらラファティっすよ! と言われ続けて、やっと見つける。さすがに国書をファーストチョイスにするのは勇気がいるので。まぁ安けりゃ買うんですけどね。一篇目を読んだ時には、作者頭大丈夫か……と思ったが、これはどうも面白いみたいですね。

ゲーテ『ファウスト 悲劇第二部』上 手塚富雄訳 中公文庫
手塚訳は第一部しかないものと思っておりました。てか現役版なのか第一部だけ……意味がわからん……。とにかく第一部も見つけてこなきゃ。400円。上下で。

『ジャム詩集』 堀口大學訳 新潮文庫
ジャム三度。月下が良かったってならはじめから堀口大學訳を買えって話である。250円。

野坂昭如『真夜中のマリア』 新潮文庫
ちくまのコレクションやら岩波のルネサンスでやたらと文庫が出ているし、再評価の機運が高まっているんでしょうかね。とりあえず見つけたところから安いものを拾ってみる200円。