ジョルジュ・バタイユ『青空』 天沢退二郎訳 晶文社
400円。たぶん別タイトルで文庫も出ているのだが、訳者で選んだ。解説が2ページしかないのが悲しい。そろそろ小説以外の著作も読んでみないとなぁ。

中村恵里加『ダブルブリッドX』 電撃文庫
前作から四年半ぶりの最終巻。IXでは相当なバッドエンドが予想されたけども、思っていたよりはだいぶ良いラストを迎えていた。と言ってもハッピーエンドには程遠いですけどね。ん? いや、主人公が幸せならそれでいいのか? 伏線の回収具合もなかなか決まっていて、それでもまだ想像の介入する余地がある未回収部分もあったりと、色々言うには面白そうな素材なので、閲覧者諸氏も布教されたら読んでみるとよろしいかと。一作目からここまで、鳥が活躍し続けてるのを見るだけでも充分楽しいと思いますし。350円。

ポール・ギャリコ『猫語の教科書』 灰島かり訳 ちくま文庫
250円。気の迷いというやつだと思う。


以下100円。
シュティフター『水晶 他三篇』 手塚富雄 藤村宏訳 岩波文庫
下のひとと見分けがつかない。これも訳者で選んだ。

シュニッツラー『輪舞』 中村政雄訳 岩波文庫
上のひとと見分けがつかない。夢奇譚なんかも読んでないのに、見たことない本が目に付くと買っちゃうのはどうかと思う。

エミール・ゾラ『ジェルミナール』上 河内清訳 中公文庫
上下で100円。安過ぎる。少なくとも三ヶ月以上前から売り場のお荷物であり、先月にはまだ680円の値札が付けられていたシロモノ。足が向いたときにしか行かないってのにしっかり拾えるあたり、我が人徳の高さを感じずにはいられない。まぁ680円でも高いとは思わないので単にゾラ嫌いが生息している地域だったのかも。

世界文学全集18 ジィド 新庄嘉章 若林真訳 千趣会
狭き門/田園交響曲/贋金つかい の三篇収録。ねんか゛んの にせかねつかいをてにいれたそ゛!(よくよく考えるとSFCだから濁点を分ける必要はないよね。元ネタやったことないのがバレるわ)。聞いたことのない出版社……と思いきや、大手通販会社のようで、あれだね気の迷いで手を出したけど儲からないんでやめたんだろうね……大抵そういうところはどうでも良い本ばっか出しているから儲からないのだと思うのだが、あ、この話はやめようか。