『ニーベルンゲンの歌』前編後編 相良守峯訳 岩波文庫
上下で600円だったか。ジークフリートとかそのへん。結構長い話なんですね。というかこれは、いわゆるお家騒動なの? 余談ですが、僕はワーグナー(ドイツ人だからヴァーグナーが正しいとか言われても困る)はちょい苦手。声楽がおおむね苦手というのもあるけども。

伊坂幸太郎『陽気なギャングの日常と襲撃』 祥伝社ノン・ノベル
200円。前作についての記憶は、あの衣装で車の窓をコンコンするってことくらいしか残っていなかったのだが、ぐだぐだした無内容な会話は楽しめたのでオーケー。ご都合主義なのは確かにそうなんだけど、コメディにそれを言っても仕方がないわけよ。


以下100円。
ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』 池央耿訳 創元SF文庫
タイトルは知っているが読んだことのない古典SF。人類が開発を始めてたかだか数十年の月で、推定五万年前の人間らしき遺体が見つかる話。ヒトコトで言うと仮説SFなので、議論や長ゼリフを読んでいると幸せという人向けの本。続篇が結構たくさんあるようで、謎のいくつかはそちらへ持ち越しなのかな。

『魯迅評論集』 竹内好編訳 岩波文庫
前に読んだうすーい本がわりに好みだったので購入。この本は魯迅が生きていた当時の中国社会情勢なんかに興味がないとあまり面白くはないかな。