島尾敏雄 夢屑 講談社
ハードカヴァー。これって文庫出てたっけ? 800と結構な値だったが、出ていないのであればまぁ悪い買い物ではないかな。未読の島尾敏雄5冊くらい溜まってるわ。

今昔物語 福永武彦訳 ちくま文庫
500円。古典を読むぞという意識のあらわれ。なかなか行動としてはあらわれないし、読むこともごくまれにしかないのだが。

奥泉光 鳥類学者のファンタジア 集英社文庫
ジャズとかタイムトラベルとか書いてあるけど面白いんですかね。厚いので面白くないとダメージが大きいです。300円と格安ではあったのだが。

J・ティプトリー・ジュニア たったひとつの冴えたやりかた 浅倉久志訳 ハヤカワ文庫SF
400円。いったいどこまでが有名でどこからがそうでないのかさっぱりわからないSFの世界に足を踏み入れてしまったわけで、最近になってやっとことの重大さに気付いた。押えておくべきところは基本的に何でも外し続けているのでマイペースで行こう、というふうに思えれば良いのだがそうもいかないのが若干マニア気質である。何の話をしているのだか皆目見当も付かない。

ロス・マクドナルド ウィチャリー家の女 ハヤカワ文庫
何故かチャンドラーの長篇は七作(すべて?)読んでいるのにロス・マクドナルドには手を出していなかった。何故かって古本がごろごろ落ちていないからだ。ひとのせいにする。350円。

マキアヴェッリ 君主論 河島英昭訳 岩波文庫
先の宇宙生物定例議会において我々が地球人に溶け込むため何をすべきかを討論した結果マキアヴェリズムを学ぶべきであるという数名の主張が通ったため、勉強用に購入。マルクシズムを学ぶべきだなどと言っていた彼らは今どうしているのだろうか。450円。

カート・ヴォネガット ホーカス・ポーカス 浅倉久志訳 ハヤカワ文庫SF
450円。絶版が多くてなかなか集まらないのが悩みどころである。生きているのはあらかた集まったか?

和辻哲郎 風土 岩波文庫
105円。たまに読んでみたくなるので購入。しかしどういう本なのか詳しくは知らない。

西澤保彦 七回死んだ男 講談社文庫
100円。面白そうな気がした。

M・バフチン 小説の言葉 伊東一郎訳 平凡社ライブラリー
書き込みあり200円。書き込みの感じからして、たぶん授業のテキストに使われていたのだろうと思う。しかし無意味くせぇ書き込みばかりで何とも言いがたい。テキストのみ持込可、という場合があるから一概には言いにくいのだけども、基本的には本に書き込むなんて言語道断であると思っているわけだが、こういうのを見るとイラついてくるね(じゃあ買うな(だって安いんだもん))。
例をあげよう。それがわかりやすい。序から。

この論考の主題は、言語芸術の研究における抽象的な〈形式主義〉と同様に抽象的な〈イデオロギー主義*1との断絶を克服*2することにある。*3

赤文字は線が引かれている言葉、脚注は書き込み。
……………………。いいんだ。別に。問題は、これが線引き書き込みひっくるめて一体何の役に立つの? という点だが、もうどうでもよくなったから寝ます。いやつまり、線を引かなくても〈〉入りの言葉が重要なのは読まずとも見ただけでわかりそうなものだし、意味なんてのは調べればわかるわけで、というか同一化とか言い換えてるだけじゃねぇか。レトリックぶち壊しだよ。やりたい放題だなほんと。と思ったんだよ。わかったよ寝るよ。別に眠いから絡んでるわけじゃねぇよ。病んでるとか言うな馬鹿。

*1:=内容

*2:→同一化/統一

*3:欄外に ジャンル とも書き込んである