エリック・マコーマック 隠し部屋を査察して 増田まもる訳 創元推理文庫
これは面白そう。マンゾーニのいいなづけ岩波の倍くらいの厚さだから上下巻だろうと思っていたのに六月の新刊案内に(中)と書いてあって心のうるおいが欲しくなったから買ったというわけではない。


以下古本。
シオドア・スタージョン 海を失った男 若島正編 晶文社ミステリ
……ミステリ? まぁとにかく古本で手に入ってとても嬉しい。この調子でイネスムヒカ=ライネス復刊されたル=グィンも古本で手に入ればいいのに……などと考え始めるといくらでも時間が潰れるので困る。950円。

アンドレ・ブルトン ナジャ 巖谷國士訳 岩波文庫
なんか写真とか絵とかいっぱいついてて楽しそうだったから。400円。

稲垣足穂 弥勒 河出文庫
どちらかというと足穂は理解できない。のだけど、最高傑作との評を聞いて読んでみたいと思っていたら、ちくまから文庫全集が出たせいか河出はカヴァー一新するついでに葬るつもりのようなので探し回ってなんとか確保。しかしなんでA感覚とV感覚ばっかり古本落ちてんでしょうね。みんなそんなに気になるんでしょうかA感覚。300円。

蓮實重彦 表層批評宣言 ちくま文庫
映画の話に付いて行ける気がしないので敬遠していたのだけどなんとなく購入。なんとなく購入するのはやめたほうが良いと思うよ。300円。

G・ローデンバック 死都ブリュージュ 窪田般弥訳 岩波文庫
退廃的な話を期待して。250円。


以下100円。
スタニスワフ・レム 捜査 深見弾訳 ハヤカワ文庫SF
確保。ハヤカワはレムを全部復刊すべきなのではないかと思う。少なくともエデンソラリス砂漠の惑星の三部作とか泰平ヨンシリーズくらいは。

オスカー・ワイルド 幸福な王子 西村孝次訳 新潮文庫
短篇集であることにやっと気付いた。ので購入。短篇と長篇ではどちらが好きか、という問題はケースによって答えが違いますが、短篇は読み返すのが手軽である点が長篇に比べて非常に優れている部分だと思います。だから何、と言われればそれまでですが。

E・T・A・ホフマン ホフマン物語 石丸静雄訳 新潮文庫
よくわからないがレジに行くとき手に持ってた。

ジャム詩集 田辺保訳 旺文社文庫
以前読んだ中村真一郎の著書で、福永武彦はジャムの影響を受けてるよ、ジャム読まないで福永をどうこう言ってる評論家とか馬鹿じゃね、と書いてあった(例によって例のごとく大意であり勝手な要約であり使われていない語句など混入している場合もあるが気にしてはいけないことになっている)ので安価に読めるものを探していた。まぁ現在でも手に入る平凡社ライブラリヴァージョンが高すぎるというか、以前そんなこと知らないで見かけた新潮文庫ヴァージョンを買い逃しているとか色々なことがありましたがやっと読めるわ。