8月購入で記録してないいくつか。

ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』 国書刊行会
正確には購入ではなくもらったのだが細かく説明するのは面倒なので略。ちなみに、私の誕生日は北半球では冬であることを付記しておきましょう。第二部はよくわからなかったし、第一部も理解しているのかあやしいところではあるが、新しい太陽の書よりまとまっていてわかりやすいような印象。まぁ新しい太陽の書は普通に異世界冒険譚として読んだから裏の謎とかは良いのさ解けなくても。第一部が良いなぁ。ずっとこのトーンで話が続いてくれても良かったくらい。

サイモン・シン『フェルマーの最終定理』 青木薫訳 新潮文庫
文庫化すぐにブックオフで発見したので400円で購入。もっと専門的な話をつっこんでしてほしかったところだが、されてもわからないのでこのくらいがガチガチの文系であるところの俺なんかにはちょうどいいあたりなのかも。しかし人間関係を主軸としたドキュメンタリならTV見てれば充分じゃん。としか思えないのでやっぱりもう少し面倒な話をしてくれたほうが良かったような気がする。

モリエール『ドン・ジュアン』 鈴木力衛訳 岩波文庫
2004年重版でひらいてもないんじゃないの? というような美本が100円だったのでつい買う。あったら読むかもしれない。薄いし。でもなければ読めない。

ディクスン・カー『皇帝のかぎ煙草入れ』 井上一夫訳 創元推理文庫
これも結構新しいような気がするが100円だったので買ってみる。古典は読みたいときに手元にないと困るので何でも買うに越したことはない。問題は金と空間だが……。時間もか……。

サミュエル・ベケット『モロイ』三輪秀彦訳 集英社
マロウンは死ぬ』高橋秀樹訳 白水社
各1000円くらいでネット古書店。上はソフトカヴァーで現行のものとは別の訳者。下は函入りハードカヴァーで現行と同じ訳者、訳が変わっているかどうかは知らない。実はゴドーも読んだことがないので(もちろん観たこともない)、そちらも気にしつつ。