結局戯言の掃き溜め。

たわごと、と読んでね。雑記を少なくしようなんて笑止千万、愚にもつかぬことこそ尊ぶべきものなれば。を本当はタイトルにしようと思ったのだが長過ぎたので。
小野篁、って、おののたかむら、って読むんですけど、百人一首とかにも取られているひとなんですけど、俺は今日はじめて知りましたよ。このひとは地獄の閻魔様のところで役人として働いていたという謎の伝説を持っているらしいです(今昔物語?)。
ちなみに百人一首のは、参議篁(さんぎ・たかむら)の名前で《わたの原八十島かけてこぎいでぬと人にはつげよあまのつり舟》で、隠岐に流された時に詠んだものらしい(でも参議になったのは呼び戻されてからなんだぜ?←参議は役職です)。意味はまぁ見ての通り、海原をたくさんの島に漕いで行った、とひとには言ってくれ、海人の釣り舟。何故釣舟に呼びかけているのかは俺には訊かないで下さい(たぶん流されるから見送りもなく、岸からだんだんと遠ざかってゆく自分の乗った舟から見えるのは、せいぜいが釣舟くらいだった、という感じなのではないか)。これは出典は古今集のよう。
有名なエピソードとしては《子子子子子子子子子子子子》を読んでみろと謎掛けされて見事に読んだ、というのがあるらしい(江談抄、宇治拾遺あたり?)。しかしこれって、適当に出してこじつけて読んだっていうんでなければ、問題を考えた人間のほうがよほど偉いと思うわ。答え、畳んどく?
で、ここまで書いてやっと当初の疑問というか不安に立ち戻ったのだが、これだけ有名らしいひとを知らないのって、もしかして俺くらいなものなんですかね。でもみんな百人一首なんて坊主めくりくらいにしか使わないよな? 名前おぼえてるのなんて蝉丸だけだろ? OK、在原業平清少納言紫式部和泉式部紀貫之なんかは他の作品があるし、道真と小野小町(ちなみに篁の孫と言われているんだぜ?)くらいは知ってるわな。あとは定家も一応入れとくか(百首を選んだひとなので知らなかったら憶えてあげて下さい)。他はまぁなんとか麻呂とか壬生忠岑とかオオシコウチノミツネ(もう変換すら面倒)とか西行とか慈円とか式子内親王とか実朝なんかは見れば、あぁいたいたと思うね各種天皇群とか。はいすいません僕が無知なだけですね。
あ、んで答えね。
ネコのコ こねこ、シシのコ こじし(猫の子仔猫、獅子の子仔獅子)
子子 子 子子子 子子 子 子子子 で12の「子」ぴったりなわけね。恐れ入る。