二月から今までの購入のたぶんすべて。か、あるいはほとんど。

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『星ぼしの荒野から』 伊藤典夫浅倉久志訳 ハヤカワ文庫SF
『すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた』 浅倉久志訳 ハヤカワ文庫FT
ジェイムズ・ティプトリーJr.が二冊あったので珍しいような気がして拾ってきてみる。ともに短篇集と思われる。各350円。

以下全て税抜きか込みで100円。
コナン・ドイル『緋色の研究』 延原謙訳 新潮文庫
『四つの署名』 延原謙訳 新潮文庫
言わずと知れたシャーロック・ホームズもの初期二篇。冒険を読んでいたら、双方の事件への言及があったので気になって買って来る。向こうをハヤカワこちらを新潮にしたのは、持ってない他の数冊をどちらで読もうかの下調べ。創元の訳者のひとはあんま好きじゃないのよね。岩波なんかにも訳業がある立派な筋の方なのだけれど。

H・G・ウェルズ『モロー博士の島』 宇野利泰訳 ハヤカワ文庫SF
『タイム・マシン』 宇野利泰訳 ハヤカワ文庫SF
言わずと知れたHGウェルズ傑作集二冊。デス博士の島その他の物語を読んでちょうど読みたいところだったのをちょうどよく拾ってくる(「読む」と「ちょうど」がかぶったとてもダメな文章)。実はアーサー・C・クラークも読んだことがないので適当なのが見つかり次第読もうとは思っている。

オースン・スコット・カード『エンダーのゲーム』 野口幸夫訳 ハヤカワ文庫SF
言わずと知れたSF古典。話の筋を聞きかじった感じではスターシップ・トゥルーパーズなのだが、主人公は六歳である。

ブライアン・オールディス『スーパートイズ』 中俣真知子訳 竹書房文庫
言わずと知れたA.I.の原作短篇を含む短篇集。探していた作家ではあるのだけど、こんな有名作を書いているひととは存じ上げなかった。

プラトン『ゴルギアス』 加来彰俊訳 岩波文庫
この調子でプラトン全品100円の快挙まで頑張りたい。

ブライアン・M・ステイブルフォード『ハルシオン・ローレライ』 島岡潤平訳 サンリオSF文庫
言わずと知れたサンリオSF文庫が落ちていたので購入してみるが、作者も初見、タイトルも耳にしたことすらない感じだ。ハルシオンは飲んでも死ねない睡眠薬として有名なやつですよね。ローレライは歌声が素晴らしいので死にたくなる人魚。なぜこの二語からSFなのか。

開高健『パニック 裸の王様』 新潮文庫
言わずと知れた開高健。けんなのかたかしなのか未だに知らないのは秘密である。なにかこうダフネ・デュ・モーリアの鳥みたいなものが読みたかったので買ってみた。ちなみにダフネ・デュ・モーリア自体読んだことがないので探している。何が良いってダフネなんて名前が素晴らしくはないだろうか。