某所で知ったちくま学芸文庫復刊投票2007を冷やかしがてら眺めていたら、やっぱり欲しくなってきたので投票してきた。

サルトル『マラルメ論』 サルトルよりティボーデのほうが気になるんですがなんとなくちょうどよかったのでとりあえず。というか高すぎだろティボーデ。アホか。

石川淳『夷斎筆談 夷斎俚言』『森鴎外』 積読見てもわかるかと思うのだが(まさかこの記事だけにひとが迷いこんで来るなんてことがあるのだろうか、実はこのブログは書いているひとが読みきれない本を記録していくことをひとつの目的としているので、例えば昨日の記事なんかがそんなものなんだけど、そのへんでも話題に出しました通り)、最近また石川淳面白いと改めて思いはじめまして……(何か色々と不自然な感じがするので以下略。

中野重治『鴎外 その側面』『斎藤茂吉ノート』 中野重治はもう俺のためだけに文庫全集を出すべき。というか置く場所さえあれば普通に全集を買いかねない。政治的な話に深入りしていってもこのひとの詩や小説は質を落とさないんですよね。そのへんの不思議を誰かそろそろ解明してくれませんかね。というか僕はとりあえず中野重治詩集を買うべき。文庫で見つからないとか言ってる場合じゃなくて。石川淳とまとめて鴎外ネタで復刊して、時代は鴎外という雰囲気を作ってしまえばいいよ。

山本健吉『詩の自覺の歴史 遠き世の詩人(うたびと)たち』 山本健吉って文庫解説(新潮文庫あたりで明治〜昭和初期の作家の解説をやっていることがあるのですね)だとか読むとなんかこれは大層実力ある評論家なのではないのだろうかという感じがするのだけど、手に入るのは季語の本とかばっかのような気がするので、とりあえず読めるように復刊しといてくれねーかなと思うけど、誰も投票しねぇんじゃねぇかとも思わずともない。

『柳田國男対談集』 対談相手のラインナップも調べずとりあえず投票しておく。本屋で目次を確認して欲しかったら買いますね。

マックス・リューティ『昔話の解釈』『昔話の本質』 趣味的に。幼少期読んでいたあの分厚い昔話の本を一体何故捨ててしまったのか(引越しのときに邪魔だったからさ。図鑑の類もね)。

ジュール・ミシュレ『博物誌 鳥』『博物誌 虫』 今ミシュレブームきてるから! ここで復刊しとけ! でもとかまじつまんねーから! 勘弁してよ! エミールももちろん嫌いだぜ! ルソー好きだって聞いた時点でカントも嫌いになりそうなくらい嫌いだぜ! まぁほら、あの時代娯楽も少なかったろうし……と何とか自分をなだめたりすかしたりだぜ! ほんと汎用性のない語尾は使いづらいんだぜ! 


他にも読みたいものはあったのだけど、復刊しても買わねぇな、と思ったので見送る。いや、これらだって復刊して即買うぜってものはあんまないんですけど。ほんの出来心だったんですけど。