スタニスワフ・レム『宇宙創世記ロボットの旅』 吉上昭三・村手義治訳 ハヤカワ文庫SF
すっかり忘れていたが先月の初めくらいに、ヴォネガットの横でひっそり復刊していたのを買って来る。ところでエデン砂漠の惑星も読んだのに、ソラリス読んでない俺って何なのか? あと泰平ヨンも復刊よろしく。

アッリアノス『アレクサンドロス大王東征記』上 大牟田章訳 岩波文庫
アイスキュロスにここまで時間がかかる予定ではなく、もうプルタルコス英雄伝を読み終えているはずだったので購入したが、読み始めてさえいないのでだいぶ後になるかもしれない。別に、ヒストリエは大王出てくるまでまだ遠そうだなぁ、とか思って我慢できなくなったというわけではない。たぶんない。ま、ちょっとくらいあるかもしれない。

で、以下古書。
司馬遷『史記』上 野口定男ほか訳 平凡社版 中国の古典シリーズ
ちくま文庫は高いし岩波文庫列伝世家だけでしかも高いし、何度か形を変えて出ているらしい平凡社版の評判がいいので買ってみる。上中下で2000円プラス送料。詳細検索で出版社を指定できるところでないと検索しづらい(まぁどこでもできるけど)のがやや面倒だったので、さっさと買っちまうかという心理がはたらいたのは否定できない気がする。箱が日焼けと埃染みで変色して、上に物を置いていたのか歪んでまでいるのだが、中身は誰も読まなかったのか、いわゆる図書館の死蔵資料的アレ(ビブリオマニアならぶち切れるところだろうが、読めれば良い派からすれば、綺麗なのは嬉しい。え? もちろん僕がビブリオマニアなわけないじゃないっスか)。本紀を始皇帝のあたりまで読んだけど、先が長くてめまいがしてきた。ちょっとだけ史記の世界に触れてみたいひとは、武田泰淳『司馬遷』を読むといいんじゃないかな。