まだ書いてないの結構あんぞ……怠けすぎだろ俺。
ジャン・ジュネ『花のノートルダム』 堀口大學訳 新潮文庫
800円だったがこれは買わざるをえない。高いと言えば高いのだが、ハードカヴァーよりはマシなわけで(と思ったらハードカヴァー版すら現行ではないわけで)、そのへんはまぁ三桁なら許せるライン。でもこういうボロくて高い絶版本って、買って手に入れて安心してると読む前に復刊されるんですよね。わかります。

モーパッサン『ベラミ』 田辺貞之助訳 新潮文庫
『ピエールとジャン』 杉捷夫 新潮文庫
一方こちらはそれほど高くなく。上が200の下120だったか。というか脂肪の塊くらいしか読んだことがないのだが……。先に女の一生とか短篇集とか読むべきだと思いつつ確保。しかしギイってかっこいい名前ですよね。他はミショーくらいしか知らんけど。あ、フージュンスキ先生もギーだっけ。


以下みんな100円。
森茉莉『ベスト・オブ・ドッキリチャンネル』 中野翠編 ちくま文庫
ご存知鴎外森林太郎の長女モリマリばあちゃんがテレヴィジョン見まくって文句をつけたり苦言を呈したり褒めたりけなしたりミーハーだったりする。森茉莉の書いたものではこれが一番有名なイメィジがある。あ、森茉莉実は未読なのです。

アントニイ・バークリー『試行錯誤』 鮎川信夫訳 創元推理文庫
厚くてコストパフォーマンスが良さそうだったので。マーケットプレイスの無茶な値段に吹く。トライアル・アンド・エラーってタイトルだけは知ってるわ。

武田百合子『ことばの食卓』 ちくま文庫
武田百合子『遊覧日記』 武田花写真 ちくま文庫
確保。武田花は泰淳百合子夫妻の娘さん。娘が生まれて名前を付けた後で泰淳が「花子というのは中国語で乞食の意味だよ」と笑いながら説明して奥さんに怒られるのは富士日記で読んだんだったっけなぁ。

P・D・ジェイムズ『女には向かない職業』 小泉喜美子訳 ハヤカワ文庫
実はPDジェイムズ読んだことないので買ってみる。さすがにコーデリア・グレイの名前くらいは知っていた。というか俺、映像化されたこの話見たことあるんじゃねーっけ……車運転してるところくらいしかおぼえてないが……。解説によればなんだかこの作者は分厚くて晦渋なミステリを書く作家らしく、そちらのほうにも興味が。あ、これは真相がわかってからの話が妙に長い奇形(というほどでもないが)ミステリなのでそのへん面白く読みました。てか俺コーデリア・グレイってもっと何作もシリーズがあるような探偵なんだと勘違いしていたよ。これと続篇しかないんですってね。

アルフレッド・ベスター『分解された男』 沼沢洽治訳 創元SF文庫
虎虎が面白かったので普通に買おうかと思っていたら100円で見つかったりするミラクル。テレパシーに思考を読まれてしまう世の中で殺人をしようという話のようですか?

『封神演義』上 安能務訳 講談社文庫
これより水滸伝が読みたいのだが冊数が多くて高いのでまぁこちらから。漫画のほうは連載してたころ読んでいたが、原作まで追いかけるほど熱心な読者ではなかった。脇役の名前が憶えられなくて困る。まぁ脇役全然活躍しないからいいんだけど。訳もどうも肌に合わない感じなので、ちゃんと読み終えるのか怪しいところ。と書いているけどはるか一ヶ月前には読み終えたわ。いつの買い物だよコレ。