W・B・イエイツ『ケルト幻想物語』 井村君江訳 ちくま文庫
500円。興味あるともないとも言いがたいのでなぜこの値段で買ったのかは謎。ドルイドについて考えていたせいかもしれない。が、ドルイドに関する知識があるわけでもない。

デカルト『情念論』 谷川多佳子訳 岩波文庫
280円。たしか柄谷行人が著書の半冊くらいを使って延々話をしていたような気がする。

マイクル・ムアコック『薔薇の復讐』 井辻朱美訳 ハヤカワ文庫SF
300円。真珠の砦が面白かったんで。若書きのレギュラーシーズンよりも世界観なんかが固まってからのオマケのほうが面白いという嘘のようなエルリック・サーガ他のサーガは読んでいないので知らない。あと新三部作が、長々としていて、あらすじが大変微妙そうで、気になりながらも手を出していない。長々といえばグローリアーナアーサー王伝説に疎いせいかさっぱりだったんだよなぁ。道具立てを魅力的に感じないと言ってはアレだが伝説ってもっとこう主人公の他はみんなUMAとかのほうが良いよ。いらんよ12人もひとは。と思っちゃう。グローリアーナも最後まで読まないとアーサー王伝説関連なんだってことに気付かないくらいですから物を知らないにもほどがあるよ。

倉橋由美子『妖女のように』 新潮文庫
120円。短篇集。


以下100円。
倉橋由美子『婚約』 新潮文庫
短篇集だったので買った。というか長篇も一緒に入手しておきながら短篇集だったからという理由を付けるのは我ながらちょっと無茶じゃねぇかなと思う。

倉橋由美子『暗い旅』 新潮文庫
古すぎて裏表紙の内容紹介文がなかった。処女長篇らしい。というか元値140円て。文庫本新刊この値段で売っててくれればいいのになぁ。河出で復刊されてましたね。

ダフネ・デュ・モーリア『鳥』 務台夏子訳 創元推理文庫
確か以前名前が格好良いという話をどこかに書いた気がするダフネ・デュ・モーリア。ダフネは月桂樹だから日本人の名前にはしづらい感じ。桂ひと文字ならいけるか? でも苗字みたいだ。人名に使えんのかな……。日本の人名は樹より花の名前のほうが多いですよね他の国はどうだか知りませんが。ま、ダフネはもともと植物ってより神話の人物名だからな。

E・C・ベントリー『トレント最後の事件』 大久保康雄訳 創元推理文庫
チェスタトンの依頼で描かれたというお話。デビュー作で最後の事件なんて(しかもその後に短篇も長篇も書かれているなんて)某作家を彷彿とさせるじゃない(というか元ネタだよね)?

秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏』13 電撃文庫
読んだものがうっかり未完結というか新シリーズで続刊がまだ出ていない状態だったので、面白いと言われても話が途中じゃしょうがないわと思い完結しているほうのを買ってきたが残念なことに最終巻がなかったという。不運なのかネタなのかわからないというアレ。
1巻 そもそもこの手の小説において超常現象に異常な熱意を燃やしている奴が出てきたら、漏れなく超常現象は付いてくるものなのだが、におわせるだけでなかなか出してくれない。あと異常な熱意を燃やしている奴が異常過ぎて凄い。主人公は事なかれ主義の巻き込まれ型かと思いきやそうでもなく。ちなみに、小説始まった時点で夏は終わっている。残暑。

2巻 だいたい文化祭の話。ここまでヒロイン出てこなくていいんですか。と申し上げたいくらいサブヒロインが頑張ってる。

3巻 さあ、話が終わりに向けて動き出してまいりました。サブヒロインは影が薄くなり、異常な奴は超常現象に出会ったらしいが明かさずに話をひっぱり、ヒロインは段々と可哀相なことになっていって、主人公は右往左往する。かなり駆け足で情報出していかないとあと一巻では謎が残りそうな感じだけど、まぁそのへんは読んでみればいいか。と、これも一ヶ月くらい前の話だなぁ。