現行の岩波版が全10冊なので、目標はそのくらいだったのだが、11日になっても読み終わってないということは失敗したんですね(あ、これ昨日書いたんです)。いや、だって持ち歩けないしねあんなん。あんな黄色いの。あ、水滸伝の話です。一応三冊組の下巻には入ってんですけど、いまいち何を楽しみに読めばいいのかがよくわからないというか、仙人の予言によると死ぬまで苦労するけど大願は成就するような話だったので、天子を惑わす奸臣を除くのに下巻を全部使うつもりなのかしら。あ、宋江が話の途中で死ぬなら下巻全部は必要ないね。あと108人中10人くらいしか名前が……まぁそれはいいか。今は魯智探の師である高名な坊さんに会いに行くあたり。公孫勝(水滸塞きっての妖術つかい)が、わたしは道教なので行かない、と言ったのには笑ったが、そういうものなんでしょうか。
上巻のあとがきによると、露伴水滸伝訳してるんですってね。正直、この版でも自分の語彙にもなければ辞書にも載っていないような単語(固有名詞なのかも?)がぼろぼろあんのに、露伴が訳したのなんて読めんのかなーと思ってしまうわ。全集だと3337か。長いなさすがに。70回本が主流だった時代に、120回本の価値を認めた随筆など書いてもいるらしく、訳者のかたも露伴すごいってほめていた。あ、水滸伝は区切りやエピソードの加減によって70回本、100回本、120回本があるんだそうです。ちなみに各回最後には次回予告が付いていて、今はそれを読むために水滸伝を読んでいると言っても過言ではない!(過言)。
そんなこんなでなんとかやってます。去年読んだ本のメモが雑記.txtのあちらこちらにちょっとずつあって、ある程度書いてるものはサルベイジしてエントっておきたいなーと思う。だって俺用メモ置場だしここ。
あと以前から思っていたけども、露伴全集は安いね。44冊40000円↓(古書だけど)とか。ありえん。コストパフォーマンス良すぎ。あたいも根性と置場があったら欲しい。どっちもないけど。小説さえ読み切る自信がないけど。