本日の次回予告。

そこへ神行太保の戴宗が宋江を訪ねてきて、座談のおり、ある話をいい出した。そのことから宋公明は、生きては鄲城県の英雄となり、死しては蓼児洼(りょうじわ)の土地(土地神)となるにいたるのである。まさに凛々たる清風は廟宇に生じ、堂々たる遺像は凌煙に在り、というところ。いったい戴宗は宋江にどんなことを話し出したのであろうか。それは次回で。

第百十九回 「水滸伝」下

さんずいに圭な、りょうじわのわの字がunicode文字。