トマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』 志村正雄訳 ちくま文庫

競馬かと思っていたら競売だった本。とにかくたくさんの情報の中に嘘を紛れ込ませつつ、ノリで突っ走るような。スローラーナーでは感じなかった疾走感があって気持ち良い。ピンチョン読んだことなくて読みたいってひとに薦めるとしたら間違いなくこれですね。全小説はぽんぽん巻が増えたけど、重力の虹すぐ出るのかと思ったらなかなか出なくて旧版の古書価格が変動しているのでうまいこといけばチャンスかもしれない。ていうかキンドル版やっすいなー。あ、でもIIのほうしかないのか

『ノヴァーリス作品集 第三巻 夜の讃歌・断章・日記』 今泉文子訳 ちくま文庫

某大手ネット書店で品切れていたのであわてて購入したものの在庫が復活することってあるよね……。全三巻手に入ったので読んだけど、良いねノヴァーリス一巻二巻が偶然古本で手に入ったのはとってもラッキーだった。と数年越しに気づくのであった。

竹本健治『ウロボロスの純正音律』 講談社ノベルス

やったーノベルス化きたーばんざーいばんざーい。でも内容的には前二作のほうが……。

ポール・ヴァレリー『精神の危機 他15篇』 恒川邦夫訳 岩波文庫

がっちり評論集なんでしょうか。読めるんでしょうか。理解とかできるんでしょうか。