昨日のお買い物。というか一昨日のお買い物。
ナタリア・ギンズブルグ「ある家族の会話」須藤敦子訳 白水uブックス
500円。買い逃したと思っていたらまだあったので購入。イタリア文学。それ以外のことは知らずに買うのだから無計画というかイタリア文学好きというか。
以下105円。
小林秀雄「Xへの手紙・私小説論」新潮文庫 たまに誤解しているひとがいるけども私小説は「わたくししょうせつ」と読むんです。ししょうせつじゃないんです。と俺なんかは教わったものだけど、今となっては辞書にだって「ししょうせつ→わたくししょうせつ」と書いてあるくらいだから「ししょうせつ」が一般化するのも遠いことではなかろう。ちなみにたまに一人称小説のことだと思っているひとがいますが、そうじゃなくて作者の体験を書いているのが私小説です。いうなればエッセイです。ところで志賀直哉の作品は外国ではエッセイとして紹介されて読まれているらしいですよ。和解とかですかね。暗夜行路はちょっと違うからね(ここまで書いて小林秀雄の話をしていないことに気付く)。
上遠野浩平「ブギーポップ・パウンディング ロスト・メビウス」電撃文庫 見つかるときは立て続けに見つかるもんですね。
日本文学全集13「岩野泡鳴・近松秋江集」新潮社 赤箱のやつ。新書サイズの。葛西善蔵と嘉村礒田を探していたはずがこんなものを買ってしまう。べつに読みたいわけでもないのに。アマゾンが近松秋江をオススメしてくるのが悪いんだということにしておく。