本屋はもっと冷房を強くしても良いのではないか。

乙一『ZOO 1』『ZOO 2』集英社文庫
買えそして貸せと金まで渡されたので買った。俗に言うおつかいを頼まれるというやつであるが、頼んだ当人より先に読むのが俺流。外道とでも何とでも呼びたまえ。読んだので別項参照のことどうぞよろしく。

ロレンス・スターン『トリストラム・シャンディ』上// 朱牟田夏雄訳 岩波文庫
復刊。1シーズンごとにリクエスト復刊をやってるわけだが、大抵の場合何かしら買っている気がするので、岩波はちょっと在庫切らしすぎだと思う。他の出版社でも手に入るようなのは切らせても良いから岩波でしか読めないものを長生きさせてくれると助かるのだけどね(助かるのは俺だけなんじゃないのか)。
以下古本。
アベリャネーダ『贋作ドン・キホーテ』上/ 岩根國和訳 ちくま文庫
各500円前後。言わずと知れた贋作。しかし絶版になるのが早いよなぁ。出版情報に眼を光らせていないと見逃したまま手に入らないという事態が簡単に起こりうるよね。

J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』村上春樹訳 白水社
ペーパーバックエディション。要は新書。厚くてデザイン違いのuブックスですかね。新書になってたとは知らなかったので見かけてそのまま購入。400円。

マイクル・ムアコック『この世の彼方の海』井辻朱美訳 ハヤカワ文庫SF
250円。エルリック・サーガどころか他の作品もどんどん復刊されつつあるムアコックですが、とりあえずやっと七巻まで揃った。ちなみにこれは二巻。序盤の巻が欠けていたのでなかなか読み始める決心がつかなかったが、ひとまずここまで揃ったからさぁ読むか、となるかと言えば、それはならないわけである。

『古典落語 志ん生集』『古典落語 小さん集』『古典落語 文楽集』『古典落語 金馬・小圓朝集』ちくま文庫
105円で落ちていたのであるだけ拾ってくる。田舎へ帰る旅の御供にしようかと思ったが、厚過ぎるし、そもそも盆なのに落語ってのもどうか。

中村恵里加『ダブルブリッド』『ダブルブリッドII』電撃文庫
各105円。アマゾンがしつこくオススメしてくるので……。これも読んだので別項、としようかと思ったが別にそれほど長く書くこともない気がするしここでもいいか。どうやら近未来、なんとかかんとか通称あやかし(怪、と書くのだが)と人間とかの話。戦ったりとかする。あと交流したりとか。ライトノベルの凄いところは、まとめると話がいささかも面白そうでない点だと思う(というかまとめて面白くなくすのは俺の才能だぜ?)。どうやらシリーズは数年越しで停滞しているらしく、作者の新刊自体2005年の2月が最後の様子。まぁそのうち100円で揃っていくだろうと思いつつ完結しないなら別に読まなくても良いかな的な感じもあるわけで。