ギリシア悲劇 アイスキュロス

覚え書き程度に。

  • 縛られたプロメテウス
    神話。個人的には神々ばっかりで話が進む、こういう話のほうが好きなのだが。
  • ペルシア人
    映画のおかげで一躍有名になったクセルクセス王の、その後の敗走の話。アイスキュロス自身が戦争でペルシアと戦って兄弟を亡くしている。こういった同時代の出来事を扱った歴史劇は、ギリシア悲劇では珍しく(他は神話か英雄伝説を元にしている)、現存する唯一のものなんだそうな。
  • オレステイア三部作
    アガメムノンクリュタイメストラの息子、エレクトラの弟、オレステスを中心にした、そのへんの話。
  • テーバイ攻めの七将
    オイディプス王の息子の呪われた兄弟喧嘩。この時代、演劇の俳優は合唱隊を除くと二人か三人しかいないのだそうで(それ以上登場人物がいる場合、端役は兼任)、もちろん七将も出てこない。攻められているテーバイ側のお話。
  • 救いを求める女たち
    ここで「縛られたプロメテウス」に出てきたイオの末裔の話を持ってくるなんて、現存している七篇を推定成立年代順に並べたとは思えないわ! と叫びたくなったが、それはまた別の話である。