メンヒェン=ヘルフェン『トゥバ紀行』 田中克彦訳 岩波文庫

380くらいだったかな。うーん、根拠はないんだけど、買わなかったら後悔しそうな気がしたんで。モンゴルとシベリアの間に23年間だけ独立国として存在していた「トゥバ」に入った、唯一の外国人である著者による紀行文。紀行文なんて全く読まないのに、こういう本だけは棚から引き抜いて説明に目を通してしまうってのは何なんだろうか。やはり面白そうな本からは独特の臭いがしているのか? ちなみに現在はロシア領になっていて、ベア・グリルスが行ったりもしたようだ。

『ポポル・ヴフ』 A・レシーノス原訳 林屋永吉訳 中公文庫

マヤだかアステカだかの神話。文庫で出てたのか。あのへんの文明は文字を持たなかった(しかし文字を持たなかったならマヤの暦とは何だったのか……)ので、キリスト教伝来後、土地の者が語ったものを宣教師がまとめたとかうんぬん。ま、そんなに面白くはない。

以下100円。
西尾維新『きみとぼくの壊れた世界』 講談社ノベルス

なにやら酷い話でファーストチョイスにはオススメしないと言われたんだけど、安かったから買っちゃうね。そう、実は読んだことないんですよ。周囲に読んでいる人間がいなかったら名前の読みもわからなかったでしょう。いや、難読名ではないね。今完全に適当言ったね。読んでみて少し面白かったのは、あ、これネタバレか。反転事件解決しても四角関係を解消させずハーレムエンドに持ち込んだあたりですねおわり。